2013年9月22日日曜日

葛(クズ)


葛(クズ)
秋の七草の一つ葛(クズ)です。
大和の国(現奈良県)の国栖(くず)というところが葛粉の産地であったところから命名。クズの花は、下の方から咲いていきます。

クズはマメ科の植物であるので痩せ地にも生育できる。牛馬を飼育していた時代は優秀な飼料であり、刈り取られて持ち帰られた蔓は薪の結束に用いられたりした。茎は繊維から葛衣も織られ、根から葛粉の採取など、それなりに利用価値は高かった。

現在では、放棄畑、道路端などに繁茂し、大群生を形成している。夏には1日で1センチ程も伸びると言われるほど成長し、太い茎を伸ばして繁茂する。樹木に巻き付いてしまう害草である。現在は厄介者にしかなっていない。

0 件のコメント:

コメントを投稿